BAR 棟梁 完成しました
三宮の一角に、ひとつの場所が完成しました。
「BAR 棟梁」
大工として現場に立ち続けてきた棟梁が、長年思い描いていた“自分の店”です。


あかい工房として、バーという業態の空間づくりに関わるのは今回が初めてでした。
住宅でも店舗でも、私たちが大切にしていることは変わりません。
そこに集まる人が自然体でいられること。
長く愛される場所であること。


図面だけでは決まらない居心地や距離感を、
現場で確かめながら一つひとつ形にしていきました。
カウンターの高さ。
手に触れる木の質感。
光の落ち方。


派手さではなく、気づけば時間を忘れてしまうような空気。
大工として積み重ねてきた感覚が、この場所の芯になっています。
建物は完成した瞬間がゴールではありません。
ここから人が集まり、会話が生まれ、少し肩の力を抜ける時間が重なっていくことで、
はじめて“店”になっていきます。

あかい工房にとっても、新しい挑戦となった今回のプロジェクト。
住まいづくりで培ってきた技術と想いが、またひとつ、街の中に居場所として形になりました。
三宮の夜。
にぎやかな通りを少し歩いた先で、変わらない調子でカウンターに立っている棟梁がいます。

うまく話そうとしなくても大丈夫。
ふらっと扉を開ければ、きっといつも通り迎えてくれます。
そんな場所が、ひとつできました。
〒650-0004
兵庫県神戸市中央区中山手通1丁目17−6 ハイム北野フェニックス 1F
設計:平松崇史
撮影:中村写真工房 中村大輔